子供のお願いをかなえるために快く相談に乗ってくださった幼稚園の先生
ある日幼稚園から帰宅した子供が、目をキラキラさせながら私にお願いをしてきました。「ママ、みーちゃん作って!!」「え、みーちゃん? みーちゃんって何??」詳しく話を聞いてみると、幼稚園で先生が読んでくれた絵本の中に”みーちゃん”というぬいぐるみが登場したのだそうです。みーちゃんはいつでもどこでも主人公と一緒に居たそうで、それがとてもうらやましかったと娘は言いました。きっと日頃手芸であれこれ作っている私を思い出して、ママなら作れると考えたのでしょう。確かにママは作れます、でもね、ママはみーちゃんを知らないんです。娘の可愛いお願いをかなえてあげたい、でも見当外れの物を作って悲しませたくない、そこで幼稚園の先生に件の絵本のことをこっそり伺い事情を説明したところ、既に絶版の絵本だそうで、なんと快く幼稚園の絵本を貸してくださいました。優しい先生のおかげで、娘待望のみーちゃんも無事完成しました。全く同じ物ではありませんが、本人はご満悦のようです。幼稚園へのお礼も色々と考えたのですが、ぬいぐるみなどは取り合いになってしまうからと先生がおっしゃられたので、娘が読まなくなった絵本を数冊と未使用のタオルをお礼として寄付させて頂きました。あのときの先生には本当に感謝しています。