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どんな時でも平等でいてくれる先生

どんな時でも平等でいてくれる先生

次男が保育園に通っているときの出来事です。次男が通っている保育園は、平日は15時以降が混合保育となり、年少クラスから年長クラスまで一緒に活動します。その頃はひとつ上の女の子と遊ぶことが多く、女の子たちに囲まれて遊んでいることが多くありました。ある日、よく遊ぶ女の子の1人に嫌な言葉を言ったことがあったそうです。子供同士ではよくあることだと思うのですが、たまたまその子のお母さんがお迎えに来て、その現場を見ていたそうです。女の子は泣いてしまい、事に気が付いた先生が次男とお話をしてその件は解決しました。次の日、次男をお迎えに行くと昨日泣かせてしまった女の子のお母さんが先生となにやら話しているのを見かけました。前日の件があったので、なんとなく顔を合わせるのが気まずくなり、急いで次男をクラスにお迎えに行きました。さっと帰ろうと思いましたが、先生に声をかけられ今日の出来事を伝えられました。女の子曰く、今日ホールで遊んでいる時に私の顔を蹴ってきた、と。私の頭の中はパニックです。昨日は悪口を言い、今日は顔を蹴ったのか、と。前日の件でも、自分がされて嫌なことは人にしてはいけないよ。と次男と話をしたところだったので、伝わっていなかったのか、あんなに話をしたのに。などと次男を責める考えしか浮かびませんでした。次男に、蹴ったのかと確認しましたが本人は蹴っていないと言います。ですが、前日の件もあったので強く出る事もできず、私自身が見ていたわけではないので蹴っていないと言う事もできずにいました。親として情けないのですが、正直、きっと蹴ったんだろうと思っている自分がいました。そんなやりとりをしている間に先生がホールにいた別の先生に事実確認を取ってくれており、別の子と踊って遊んでいる時にたまたま近くで遊んでいたその女の子に足が当たってしまった、ということだったそうです。私はホッとしました、それと同時に次男を信じて守ってあげられなかった自分への怒りと虚しさが込み上げてきました。親である私でさえ疑ってしまった出来事を、その先生はしっかりと平等な立場で対応してくれました。私だったら、きっとその女の子の言う事を信用していただろうなと。その先生が次男のことを日々しっかり見て理解してくれていることを改めて実感し、感謝と共にとても嬉しく感じた出来事でした。