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保育園の先生が私にだけくれたプレゼント

保育園の先生が私にだけくれたプレゼント

私が幼い時は母が働いていたので、保育園でした。
当時の母はおそらく他のお母さんたちより仕事が忙しく、保育園でお迎えに来るのがいつも一番最後でした。
だいたい18時過ぎにお迎えに来ていました。
待ってる間他に園児の子がいる場合は一緒に遊んでいますが、ほとんどが17時前にいなくなってしまいそこからは絵本やおもちゃ保育園の先生が遊び相手でした。
こんな状態が毎日続いていて私の心境を悟ったのか、当時30代くらいの保育園の先生が毎日私だけにプレゼントをくれました。
それはお菓子だったり手作りのおもちゃだったり様々です。
私も密かに毎日寂しく劣等感があったため、一人で残されている私だけが先生からプレゼントをもらえるというのは本当に嬉しかったです。
そのことは迎えに来る母も気がつき、プレゼントをくれる先生に対していつも丁寧にお礼を言っていました。
私が保育園で一人だけ残っているのは卒園するまで続きましたが、それと同時に先生のプレゼントも続きました。
時には違う先生からもプレゼントをもらったため、おそらくですが保育園の先生同士が話し合って決めていたのだと思います。
今思い出すと保育園の先生たちの温かい心使いに本当に感動する出来事です。
残されていたことより先生からのプレゼントの思い出のほうがよく覚えています。