これでもう迷わない!保育園の違いがよくわかる図

2021年4月
  • 黙って見守る優しさを知りました

    保育園

    随分前のことです。その頃の私は引っ込み思案で、幼稚園等には行かないでできればずっと家にいたいと毎日思っていました。それでも容赦なく入園する運びとなり、住んでいた社宅の目の前に来る幼稚園の送迎バスに乗って毎日通わなくてはならなくなりました。そんな愚図る私をバス停まで連れて行き、時には押し込むようにバスに乗せていた母も大変だったろうなと思います。が、間違いなくもっと大変だったのは担任の先生です。私は大袈裟でなく1日1回、園で泣いていました。きっかけはどれも本当に些細な事でした。例えばお弁当の時間に、隣の子が私のお弁当を見て、「〇〇(私)ちゃん、昨日もサンドイッチだったよね」と言いました。その途端もうこの世の終わりかという絶望感に襲われ、目からザーっと涙が流れてきて俯いてしまうという具合です。するとその隣の子が「先生ー、○○ちゃんがまた泣いちゃいましたー」と大きな声で言い 、先生が私の方にやってくるという日々を毎日繰り返していました。そして何十年も経った今でも覚えているのは、先生が私の前にしゃがみ、優しい顔で私のことを見上げて見てくれている姿です。かけてくれていたであろう言葉は忘れてしまいました。でも嫌な顔をされたり 、怒られたことはありませんでした。毎日しょうもない理由で泣いていた私の話を聞いてはがっかりしていた母の顔もそれと対照的だったからか、ぼんやりと覚えています。あんなに泣いていながらも、一応毎日幼稚園に通うことができたのは、あの担任の先生の並々ならぬ忍耐力と優しさだったのは間違いありません。先生、ご面倒おかけしました。ありがとうございました。

  • 初めての男性保育士さん

    保育園

    率直な第一印象は「保育士さんとは思えない程厳ついな…」それが初めての感想であった。何せその保育士さんの風体ときたら頭は丸坊主、まだ春先で風が吹けば肌寒いと感じる季節でありながら、上は半袖のTシャツに下はジャージを膝までまくり上げている。にも関わらず額には少し汗の様な物が輝いている。うちの子は拒絶する事なく無事に1日過ごせるのであろうか等と一抹の不安を抱えながら先生の元に向かい初めての挨拶を交わした。その風体通り開口一番元気な「おはようございます!本日から宜しくお願いします!」と室内にいる他の子供達より元気な声で挨拶された。私と子供は若干気圧されながらも「おはようございます。本日から宜しくお願いします。」と挨拶を返し子供を預ける事となった。その日の夕方に子供を迎えに行くと教室からは賑やかな笑い声が聞こえてきた。子供に「初めての男の先生はどうだった?」と質問してみた所、「すごく楽しかったよ!」と満面の笑みでの返答が返ってきた事で私の心配事は杞憂に終わった。それからというもの日常生活はもちろん、運動会や遠足等のイベントでは男性というフィジカル面を生かし様々な場面において両手両足にはいつでも子供達がくっついていた。そんなパワフルな保育士さんとの年月はあっという間に過ぎ、卒園する頃には園児達だけでなく、保護者からも絶大な人気を得ていた事はいうまでもなく、今となって卒園アルバムを見直してもその中には保育士さんと子供達の笑顔が溢れていた。

  • 【奇跡】幼稚園・保育園の先生が教えてくれたこととは

    保育園

    懐かしい日を思い出します。私がまだ小さかったころです。幼稚園の先生との思い出です。私は今もそうですが、あまり周囲に馴染むタイプではありませんでした。大体、一人で行動し、それが自分に合っていると思っていました。それは、幼稚園のころも同じです。私は幼稚園の時も今も、一人が合っていると思っています。その事にいち早く気づいた女性の幼稚園の先生が、私に教えてくれました。それは、「○○くんはなんでも頑張ってやるんだね」です。○○くんは他人を巻き込んでやるのが苦手だねとは、言われませんでした。それは、今考えると私に対する配慮だったのだと思います。しかし、私はそういうこともあって、一人で物事をこなす方が合っていると、早い段階で気づけたのでした。幼稚園の先生もそれを言いたかったのだと思います。本当に私のことを考えてくれていたのだなと感謝します。大人になって、改めて自分の良さを教えてくれた幼稚園の先生には頭が上がりません。幼稚園の先生は、私を巻き込んで無理に友達と遊ばせることはしませんでした。幼稚園の先生は、私に対して小さいけれど、対等に扱ってくれていたのです。幼稚園の先生、今さらですが、ありがとうございました。

  • 幼稚園にドレスコーナーを作ってくれた先生

    保育園

    私の娘が通う幼稚園は、園庭も園内も新しく、保護者としてはこの幼稚園にしてよかったなと思ったほどです。はじめは、幼稚園・保育園で迷いましたが、新しいということ、自宅から近いという理由で幼稚園を決めました。その幼稚園は、新しく改築されてからは他の幼稚園・保育園から見学者が来るほどの場所で、園児にとってとても快適で楽しい場所であった事は確かです。そんな中で、私と子どもがテレビを見ていて、幼稚園にはない設備を見つけたのです。それは女の子が大喜びするようなドレスコーナーを作ることでした。幼稚園に通う子どもたちが、ドレスコーナーに行って好きなドレスに変身するという遊び場ですが、女の子にとってはとても胸がわくわくするような場所ですよね。うちの子もそのテレビを見てからは、ドレスコーナーが欲しいなあといっていました。それを聞いた先生がなんとドレスコーナーを作ってくれたのですね。ドレスコーナーといってもわざわざ部屋を開けたわけではなく、廊下の奥の一角をカーテンで仕切ってドレスコーナーに仕立てたのです。卒業生や在校生で持っているドレスを寄付したり、先生方も手作りできるものは手作りしたり。そんなドレスコーナーが出来てから、私の子どもはますます幼稚園が大好きになりました。子どもの何気ない一言や希望を聞いてくださった先生に感謝です。