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保育園の先生と実家で誕生日パーティ
先日、久しぶりに実家に帰省した際、懐かしい写真を発見しました。写真の中には、保育園に通っていたころの私と、母親と、それともう一人の女性が写っていました。その女性は保育園の先生で、私の母親と仲が良かったこともあり、誕生日パーティに招いた際のワンショットだったのです。で、この時の写真を見ているとですね、不思議なことに、当時何をしたか、鮮明に思い出すことができたんですよね。一緒にご飯を食べたり、ケーキを食べたり、トランプでゲームをしたり、めちゃくちゃ楽しかったのを覚えています。こんなことをいうのもなんですが、長い人生の中でも、これ以上に、楽しくて、幸せで、温かい気持ちになった瞬間ってないんじゃないかな。当時は悩み事なんて全くありませんでしたし、大好きな人たちに囲まれて、本当に素敵な時間でした。ちなみに、この先生は、私が小学生くらいのころに、結婚を機に他県に移っていったとのことです。お見送りとか、そういうのは全くしなかったのが、今となっては悔やまれますねえ。ただ、母親とは今でも親交があるそうなので、できればまた会いたいなあ。これまでの人生、いろんなことがありましたが、この写真は(さっきも言ったように)とても幸せな瞬間なので、複製し、自宅に飾ってあります。
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運動会で先生のきめ細やかな気遣いに感動
私の息子は幼稚園の運動会前に風邪をひき、運動会の練習を3日休んでしまいました。ただでさえ物事の飲み込みが遅い息子、主人と私は大恥を覚悟で運動会を見に行ったのです。まともな所もあれば、やっぱりと思う所もありましたが、3日休んだ点を考慮すると上出来で感動しました。その裏には先生のきめ細やかな気遣いがあります。体操で立ったり座ったりのタイミングがずれていた息子の側を通る時に、先生は止まらず自然に息子の肩を押さえてタイミングを合わせてくれました。傍目にはきっと気付かれていません。親としては、大勢の子供の中で自分の子供だけ指導を受けるのは何とも恥ずかしいです。子供には申し訳ないですが、やっぱり他の親の目が気になります。しかし先生はナチュラルに、通りすがりの感じで肩を押さえてくれたので、目立たずタイミングの修正が出来ました。全く静止せず、通過しながらの修正は大変ですし、その上、笑顔で細かい点までお気遣い頂いて、本当嬉しかったです。正直、3日休んでいなくても、息子の出来は他の子より劣ったと思いますが、私が見る限りでは、体操のタイミングのズレ以外におかしな点は見られませんでした。先生が必死教えてくださったのだと思います。
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娘の幼稚園の先生が、実はうちのご近所さんのお孫さんだった話
娘が3歳になって、来年4月からの入園準備のため、月に1回行われる幼稚園の体験入園に参加していたときのお話です。私自身は幼い頃、保育園にしか通ったことがありません。幼稚園という場所がどんな感じなのか分からなかったため、初めての娘を幼稚園に通わせることは、正直少し不安でした。体験入園には思ったよりも多くの2、3歳の子供達とご両親が参加していて、それなりに有名な幼稚園なのかもと、気後れしたのを覚えています。我が家がここの幼稚園を選んだのは、ただ家から1番近かったからというだけの理由でした。他のお母様達は教育熱心なのかしら、先生は厳しいんじゃないかな、などと、母親なのにオロオロしてしまっていたときに、話しかけてくれた若い先生がいました。「こちらの幼稚園に来られるの初めてですよね?」と聞かれたので、「家から1番近いから、ここに通わせようと思ってるんですよ。」と、多少の申し訳なさを感じながら正直に話していたときです。その先生が、「そうなんですか?私の実家もすぐ近くなんですよ!◯条◯丁目なんです」と教えてくれたのです。その住所を聞いてびっくりしました。住所は我が家のすぐ近くでした。あそこの道のあの辺ですか?そうそう!そこの何件目です!と、答え合わせをしていてようやく気がつきました。先生の名前は◯◯さん。我が家の斜め向かいのお宅も◯◯さん。若い先生は、我が家の斜め向かいに住むお爺ちゃんのお孫さんだったのです!それを聞いて、なんだかとても親しみがわき、さっきまで気後れしていた気持ちが嘘みたいに明るくなりました。私は子供の頃気がつきませんでしたが、先生は子供の頃、我が家で飼っていた犬のところにちょくちょく遊びに来てくれていたそうです。子供の頃はお互いに知り合わなかった私たちが、大人になってから、子供を通して知り合うことが出来ました。なんだか人のご縁を改めて感じ、嬉しい気持ちになった出来事でした。
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優しい先生
これは私の母親から聞いた話です。3歳で入園した私でしたが1か月経っても2か月経っても毎朝号泣していたそうです。母親からベッタリはなれようとせず、保育士さんに渡そうとすると暴れる始末。でも、そんな私を先生は毎朝嫌な顔せず、笑顔で迎えてくれて、優しく声を掛けてくれて心配してくれたそうです。3か月程経った後、泣かずに自ら教室に行くようになり、先生も親も二人で喜んでいたそうです。卒園式のときには大号泣していて園児たちも大号泣していました。その先生は私たちが卒園してからも気にかけてくれて、小学校の運動会や発表会にもあしを運んできてくれました。どちらも最初から最後まで見ていてくれて、「OO君、よく頑張ってたね~」とおのおの声を掛けてくれていました。本当に子どもが好きで、子供達の成長を喜んでくれているんだなと愛を感じました。子供達みんなも先生が大好きで成人式などでは先生の話が出てきます。大人になった今でもみんなから愛されていることは相当すごいなとしみじみ思います。思い返すと先生は優しいだけではなく、時には叱ってくれたのでそこで物の良い悪いが学べたのかもしれません。母親も毎回迎えに行ったときにその日なにがあったのかを報告してくれたみたいで安心して預けることができたと言っていました。