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幼稚園で園長先生に救われた一言
それは長男が年長さん、次男が年少さんとして入園した年の夏の出来事でした。私は引越作業や、仮住まいを義理実家とした事で多忙かつリラックスできない日々が続いてました。加えて次男の慣れない集団生活が始まった事で毎日の送り迎えが至難の業でした。バスを使えば良かったのですが経済的に余裕が無かったのです。元々体力のない私が二人の送り迎え、そして続く真夏日、日常生活のストレスでついに眩暈が悪化し、お迎え時にヘタヘタと座り込んでしまいました。不思議そうにする園児達。心配そうにする我が子。すると園長先生がすぐに来てくれました。人目にさらされないよう使用していないフリー教室に私を誘導し、布団を敷いてくれ、アイスノンを渡してくれ、「大丈夫よ。すぐに良くなるからね。」と笑顔で声をかけてくれました。それからというもの、トラウマになってすっかり気分が落ち込んでしまい、眩暈もよくならず子供達の送迎もできなくなりやむなく早めの夏休みという形で休園せざるを得なくなり、自分を責める日々でした。すると園長先生が電話をくださいました。そのお話の中で今でも忘れられない一言とは・・・「生きていると色んな事があるものよ。大丈夫よ。きっと良くなるからね。心配しないでゆっくり過ごしてね。」ゆっくりとした口調で優しいトーンでこう語りかけてくれた園長先生に涙がこぼれました。子供の健やかな成長には親が心身ともに健康である事が大切です。子供の保育だけでなく、親のメンタルサポートもしてくださる幼稚園に頭が下がる思いと共に、これからも子供達の為に笑顔でがんばろう!と痛感した出来事でした。
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保育園の先生に、褒められるより嬉しかったこと。
娘が保育園年少の時の話です。娘は絵を描くのが好きで、特にお姫様の絵を好んで描いていました。人の形は棒人間だけど、服を着せて色も自分の好みのパステルカラーを何色も使い、と頑張って自分なりのお姫様像をいくつもいくつも描いていました。当時仕事が忙しく、お迎えが遅くなりがちだった娘は、延長保育の時間にもそのような絵をたくさん描いては先生たちに見せていたようです。ある日、めったに入ることのできない保育室に入る機会がありました。子供たちが制作した絵や工作が掲示されている中、1枚だけ絵が貼ってありました。それは娘が描いた、お姫様の絵でした。娘に聞いてみると「うまくかけたから、はってくれたみたい」と言います。もちろん4歳児が描いた絵ですから、私が親バカフィルターを通して見ても「年の割にはまぁ結構上手かな」という程度の絵です。それをわざわざ貼ってくれたのは、いつも遅くまで残ってずっと絵を描き続けていた娘の努力を認めてくれたからではないかと感じ、直接褒められるよりも嬉しい気持ちになりました。絵は、年少の間ずっと貼ってありました。
お迎えは早くなったけど、今でも絵を描くのが大好きな娘。このまま好きなことをずっと続けてほしいし、認めてくれた先生たちへの感謝の気持ちも持ち続けていたいです。