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保育園の先生からおばあちゃんへのお手紙
もう20年以上前ですが、私が保育園の年長のときの先生との嬉しい体験です。両親が働いていて夜が遅かったので、いつも祖母が迎えにきてくれていました。迎えにきた祖母と、保育園の担任の先生がいつも少しお話しをするのですが祖母の話に先生がいつも笑っていて、あなたのおばあちゃんは面白くて楽しいねと言ってくれることが子供ながら嬉しいと感じていました。その年の祖母の誕生日に、私は手紙を書いて、それを祖母に渡す前に「先生読んで!この手紙おばあちゃん喜ぶかな?」と先生に見せました。先生は手紙を読んで、とても上手に書けていると褒めてくれました。その日、祖母が迎えに来る前に先生が私に、「先生もおばあちゃんにお手紙書いたから一緒に渡してくれる?」とお手紙をくれました。帰ってから、自分の手紙と先生からの手紙を祖母に渡しました。私からの手紙はもちろん喜んでくれました。先生からも手紙があるというとびっくりしながら読み、とても感動していました。お誕生日のお祝いの文書に加えて、いつも迎えのときに祖母と話せるのが楽しいということや、私がとてもいい子で可愛くていつも癒してもらっているというような内容の手紙を書いてくれていました。今でも祖母は私が書いた手紙と一緒に先生の手紙もとっており大事にしています。わざわざ、私の祖母に手紙を書いてくれたことに感動したし、祖母の喜んでいる姿もとても心に残っており嬉しい体験でした。
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自分にだけは優しかった幼稚園の先生
いまから20年年前になるが、私は幼稚園に通っていました。年少組から入園して、年中組、年長組という風に3年間も園バスで通っていました。浦田先生という若い先生が、私の担任でずっと持ち上がりでした。その先生が園バスに乗って迎えにずっと来てくれたので、余計に接触時間は長くなり、本当にかわいがってもらったという印象が残っています。浦田先生は、今思うと大学を卒業して2年目くらいの年恰好ではなかったかと思います。幼稚園児の私でも、若くてかわいい人であるという風に感じていました。私は、いわゆる聞き分けの良い子供であったので、私の入った集団のその時の管理者からはかわいがられ、おまけに少しだけ他の子供たちより世間ずれしていたこともあり、大変重宝がられたのかと思います。園で団体で何かするときは、私がリ-ダ-をたいていやらされていましたし、演芸会等でもたいてい主役をいただいていました。ただ運動神経は悪い方でしたので、運動会の時のヒ-ロ-にはなれませんでした。後年、母に聞くと私のしらないところど先生宛に付け届けは欠かさずしていたとのことで、少しがっかりはしたものの、私は浦田先生の寵愛を受けておりました。付け届けとは別にしても、浦田先生の好きな子供のタイプではあったのかもしれません。何かと、可愛がってもらって、卒業式の答辞的な役割もさせてもらい、うれしくはなかったですが、子供なりに感謝はしておりました。そんな子供らしくない反応をする私のことが浦田先生は気に入ってくれたのだと今は思っています。