優しい先生
これは私の母親から聞いた話です。3歳で入園した私でしたが1か月経っても2か月経っても毎朝号泣していたそうです。母親からベッタリはなれようとせず、保育士さんに渡そうとすると暴れる始末。でも、そんな私を先生は毎朝嫌な顔せず、笑顔で迎えてくれて、優しく声を掛けてくれて心配してくれたそうです。3か月程経った後、泣かずに自ら教室に行くようになり、先生も親も二人で喜んでいたそうです。卒園式のときには大号泣していて園児たちも大号泣していました。その先生は私たちが卒園してからも気にかけてくれて、小学校の運動会や発表会にもあしを運んできてくれました。どちらも最初から最後まで見ていてくれて、「OO君、よく頑張ってたね~」とおのおの声を掛けてくれていました。本当に子どもが好きで、子供達の成長を喜んでくれているんだなと愛を感じました。子供達みんなも先生が大好きで成人式などでは先生の話が出てきます。大人になった今でもみんなから愛されていることは相当すごいなとしみじみ思います。思い返すと先生は優しいだけではなく、時には叱ってくれたのでそこで物の良い悪いが学べたのかもしれません。母親も毎回迎えに行ったときにその日なにがあったのかを報告してくれたみたいで安心して預けることができたと言っていました。