溢れ出る思いが止まらない幼稚園の先生とのホッコリエピソード
園児への思いが強すぎて、保護者との会話でも溢れ出る思いが止まらなくなってしまう、そんな幼稚園の先生のお話し。家の息子は感情が豊かなのですが、その分気難しい所があり、そのせいで幼稚園のお友達と度々喧嘩などをしてしまうことが有りました。幼稚園から子供が帰宅後に先生から電話があり、今日は〇〇君と少し喧嘩になってしまって……なんてことを報告されることもしばしば。ある日、いつものように子供が帰宅後に先生から電話があり「またか」と思っていました。ただ、その日の先生はいつもとは少し様子が違っており「なにか大きなトラブルだろうか」と不安になりましたが、先生は興奮気味に早口で話し始めました。「今日はお友達とかるたをやっていたのですが、△△君(家の息子)が負けてしまって。ただ、いつもなら怒るんですが、ギュッと手を握って我慢してから、お友達に強いね、負けちゃった、って言っていたんです。私、△△君の成長に本当に感動して、思わず偉いね、我慢できたねってハグしてしまいました」と、話すうちにだんだん早口に、テンションも上がっていくのが電話越しに分かりました。さらに「子供が何かを乗り越えて成長した時の感動って、言葉では言い表せない嬉しさが有りますよね」と続け、間髪入れず「この間も△△君はー」と別のエピソードを話したかと思うと「あ、そういえば以前の遠足でもー」と、次から次へと家の息子だけではなく、色々な園児のエピソードや成長を語り始め、先生自身の思いが溢れ出て止まらないモードになっていました。途中、自分で話し過ぎたことに気が付いて「あ、すいません」と恥ずかしそうにしていましたが、こんなに真剣に園児と向き合っている先生がいることに嬉しくなったと同時に、早口で園児への思いを語る様を思い出して、少しホッコリしていました。すべての幼稚園や保育園の先生がこんな先生ばかりだったら子供は幸せだなと感じたエピソードでした。