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幼稚園の時先生に褒められた、現在の私に影響する記憶

幼稚園の時先生に褒められた、現在の私に影響する記憶

私は間もなく50歳を迎える女性ですので、幼稚園時代に起きましたエピソードをお話しさせて頂くのに、45年近く前という古いお話しだという事をお許しくださいませ(^_-)-☆。

当時、私が通っていた園でのランチでは、決まって瓶に入った牛乳の提供がありました。
瓶の蓋は紙製で、それは手では取れる仕様になっておらず、毎回正式名称は分からないのですが
例えるなら焼いているタコ焼きをひっくり返す時に使わているような先が尖った用具で開けなくてはいけませんでした。
その道具がクラス(組)の園児全員分あるわけではなく、クラスに1本や2本といった少なさだったのでしょう、毎回クラス(組)内で回し使っていた記憶があります。

ある時、私は自分の分の牛乳瓶の紙製の蓋をいつもの用具で開けた後、「ハイ」と今度は貴方の番ね!と隣のお友達へ手渡しました。
その様子を偶然見ていた先生に、その直後私は褒められることになったのです。
「えらいね」と。

私は無意識に”手で握る”部分ではなく”チクチクした尖った”部分を手にして、相手に渡していました。
それを見た先生は、安全な方をお友達に向けて渡した私の行為を賞賛くださったのでした。

その時の記憶が濃く、私は今も例えば主人にはさみを渡す時は必ず、はさみの刃の部分を主人に向けることはありません。
自分の手の平の中に刃の部分を包むようにして安全に渡すのが自分の中の当たり前です。