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幼稚園の先生の優しさ

幼稚園の先生の優しさ

幼稚園の先生のことは今でも良く覚えています。若い女性の先生でしたが、いつも明るくてニコニコしてる優しい先生でした。ある日、私が幼稚園で友達と喧嘩をしたことがありました。てっきり怒られるのかなと思っていましたが、先生は怒ることはありませんでした。喧嘩の内容は何だったか覚えていません。ただ、幼稚園の時にはすでに、私には好きな子と嫌いな子がいました。嫌いな子はどこか調子に乗っていて、人をジャッジして悪口を言ったりするようないじわるな子。どこに行っても一定数いるこのタイプが昔から嫌いで、今でも嫌いなので、きっと何かムカっ腹たつことがあったのだと思いますが、その時の先生はやんわりとその子とは離してくれてなだめるような対応でした。今思うとたいした喧嘩でもないので、怒るまでもないのだとは思います。その幼稚園の先生は、なるべくみんな平等に接してくれる先生で誰かをえこひいきしたり、目立つ子にばかり目を向けるというのは親でも先生でも良くあることですが、その先生はジャッジをしないという姿勢があったところが、あの優しさの正体なのかと思います。笑顔で話しかけてくれたり、大好きという言葉をかけてくれる愛に溢れた先生でした。幼稚園の先生みんながそうだったかというと違ったので、その先生だけ特別柔らかく、優しい雰囲気のある先生だったと思います。