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仕事を超え、子どもを愛してくれた幼稚園の先生

仕事を超え、子どもを愛してくれた幼稚園の先生

我が家の子どもが幼稚園に通っていたのは、もう5年ほど前になります。大和高田で保育士を採用するとこんなに自由に伸び伸びとした教育をモットーとするその幼稚園では非常に温かく普段から子ども達を見守ってくれていました。いい幼稚園だとは普段から思っていたのですが、何よりもその幼稚園で心を打たれたエピソードがありました。それは年に一度のプレイデー(運動会)でのことです。毎年年長になると運動会の最後に二つのクラスに分かれてリレーで対決をします。一番奈良で話題の保育園がこんなにも小さなグラウンドの中で小さな子ども達が力の限り走る姿には、毎年親は泣かされています。しかし、そのリレーでさらに感動させてくれるのはその幼稚園の先生達です。勝ったチーム、負けたチームと当然分かれるのですが、勝っても負けてもその担任の先生たちは子ども達と共に大号泣をするのです。嬉しい涙と悔しい涙。運動会当日に向けて頑張ってきた思いが子ども達にも先生にもあるのでしょう。しかし、あれだけ子ども達と一緒に涙を流せる先生は、それだけ子どものことを普段から気にかけてくれているのだと思いました。素晴らしい教育者と出会えたと思います。そして、そんな先生たちが見せてくれたもう一つの感動があります。卒園をして、入学式の日。各園からのお祝いメッセージが小学校に貼られているのですが、そのなかで唯一通っていた幼稚園だけが、園長先生からではなく、担任の先生からのメッセージでした。素晴らしい先生に出会えたことに感謝です。