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【感動】最後まで諦めなかった幼稚園の先生

【感動】最後まで諦めなかった幼稚園の先生

今でも私と息子の間で心に残る先生がいます。それは息子が、入園した時のクラス担任の先生です。当時息子は5歳。初めての幼稚園でドキドキでしたが入園して少しずつ幼稚園の先生やお友だちには慣れてきていました。しかし遊具遊びや外での運動が苦手だったのです。そんな息子が入園して半年経った10月の頃。幼稚園の運動会がありました。親の私は「きちんと走れるかな?ダンスはうまく踊れるかな?」ととても不安でした。当然先生にも相談しました。先生は「お母さん。大丈夫ですよ。」と笑顔で答えてくれましたが、息子の苦手な気持ちを知っていただけに不安で不安で仕方ありませんでした。そして運動会当日。息子の出る種目はリレーとダンス。緊張の中見守りながら応援していると、いつも運動を嫌がっていた息子がイキイキとした表情で踊ったり走ったりしていました。感動して嬉しくて、私はホッとしたのを覚えています。無事運動会が終わって息子と話していると「先生が毎日、何回もボクだけにダンスを教えてくれたんだよ。お母さんを笑顔にする作戦!大成功!」と言ってきて言葉が出てきませんでした。後日先生に尋ねると「お母さんがあまりにも不安そうだったので。息子さんと一緒にお母さんを笑顔にする作戦と言って内緒で特訓していました。息子さんだけではなく、子どもは無限の可能性があるんです。親が不安になると、子どもも不安になる。だからどうしても笑顔にしたくて…。すみません。」と謝られて、私自身、猛反省しました。子どもには無限の可能性がある。息子が壁にぶつかった時、凹んだ時に今でも幼稚園の先生のエピソードを出して勇気をもらい続けています。